手を差し伸べて、救い上げて欲しかった。
私は深い底にいた。
差し伸べてくれた手をつかむ度に、その手はもっと深いところにつき落とす手だった
いつか私は差し伸べられる手を全て振り払うようになってしまった。
でも、人に任せ切りで自分で登ろうとしない私もいけないんだよね。
「救い上げて欲しい」
自分の願望だけだもん
今は、一緒に登ってくれそうな人の手をつかむ。
喜びだけじゃなく、
悲しみもわかちあい
手を伝わって何もかもを共有できる
そんな手がいい。
その手に突き落とされてもいいや。
まずは信じなくちゃ。
久しぶりに差し伸べられた手を、素直につかんだそのぬくもりは
あたたかくってやさしい・・・。
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